院内設備

院内設備

軟性膀胱鏡 Flexible cystoscopy

尿道から膀胱までを観察する内視鏡で、尿道内や前立腺の異常が検出できます。血尿(尿から血が出る症状)の精密検査や、膀胱がんの検査、フォローアップ、膀胱結石や膀胱の異物、尿道狭窄、前立腺肥大症による尿道圧排の確認、排尿障害の原因精査に大変有用です。

検査に伴う痛みはほとんどありませんが、当クリニックでは、患者様のご希望により、尿道に局所麻酔のゼリーを注入しさらに痛みの軽減を図り、仙骨麻酔という神経の根元から麻酔をすることによる痛みの少ない検査も行っています。安心して検査をお受けいただけます。

従来は直径6mm、長さ30cmほどの金属製カメラ(硬性鏡)が使われていましたが、当クリニックではオリンパス製の軟性膀胱鏡を導入しています。細くて柔らかいファイバースコープが尿道に合わせて形状を変えるため、膀胱まで優しく挿入できます。足を広げる必要もないため、通常のベッドでまっすぐ横になって検査を受けていただけます。

超音波診断装置 Ultrasonography

体の中を超音波でくまなく検索します。胎児の検査にも使用する、安全性の高い装置を導入しています。
当クリニックでは、腎臓、膀胱、前立腺、精巣といった、泌尿器系の臓器はもちろんのこと、肝臓、膵臓、胆嚢、子宮、大動脈、大静脈など、全身の臓器を探索することができ“第二の聴診器”として、大変有効に活用しています。

2015年4月には新しい装置を導入し、動脈硬化の評価や甲状腺の検査も可能となりました。19inchの大型ディスプレイで、細部まで画像を鮮明に表示します。前立腺の精密検査に有用な経直腸超音波プローブも完備していますので、前立腺肥大症や前立腺癌の診断や治療経過の確認が容易に可能です。

デジタルレントゲン撮影 Computed radiography

高解像度のレントゲン画像を速やかに確認できる新しいレントゲン装置です。新しいデジタル処理による高解像度画像を投影でき、小さな病変も見落としません。肺炎、尿管結石、骨折の診断、造影剤を使った尿路造影検査のほか、横浜市の肺がん検診も実施しています。さらに、新しいDIP法*による骨塩定量により、骨粗しょう症の診断も行っています。

DIP法とは

浜松ホトニクス社による骨塩定量検査法。開発されたのは1994年です。これは患者様の負担が少ない簡易な検査方法ながら、浜松ホトニクス社独自のアルゴリズムを使用した70,000人以上の臨床データをもとに判断できるため、極めて信頼度の高い検査方法として知られています。

尿流測定検査 Uroflowmetry

排尿の状態を客観的に数値化できる検査装置です。一見すると普通のトイレですが、実は排尿の勢いを測定できる新しい装置です。日本のTOTO社製で、座って排尿しての検査が可能です。前立腺肥大症や過活動膀胱、神経因性膀胱などの病状の評価や治療効果の判定に威力を発揮します。

高倍率顕微鏡 High powered microscope

その場で迅速に病状が判断できる大変有用な機器です。尿検査では、尿中の血液の混入を示す赤血球や、膿の成分である白血球、大腸菌などの細菌の検出に役立ちます。健康診断で尿潜血(+)と指摘されても、顕微鏡で赤血球が検出されなければ、心配はありません。

膀胱炎の診断も顕微鏡検査で即座に可能です。また、足の裏や陰部の皮膚異常や爪の変形の原因として、白癬菌(はくせんきん)などのカビに感染していることがあります(水虫、インキン、たむし)。これらは、湿疹や乾癬などの皮膚疾患との区別が難しいのですが、顕微鏡検査で白癬菌を確認することで速やかに診断することができ、適切な治療を行うことができます。

検査結果を患者様にもきちんと共有いただくために、顕微鏡の画像をモニターに映し出して、わかりやすく説明させていただきます。

液体窒素 liquid nitrogen criotherapy

イボ、ウオノメ、シミ、脱毛の治療を液体窒素を用いて行います。その昔、で「液体窒素でバナナで釘が打てるんです。でもわが社のエンジンオイルは凍りません」というエンジンオイルのCMあったのを覚えていらっしゃいますか?液体窒素は超低温で窒素を液状にしたもので、温度は-196℃。これに浸すとバナナはカチカチに凍り、釘も打てるようになります。
当クリニックではこの液体窒素を用い、「イボ」「ウオノメ」「シミ」「脱毛」の治療に応用しています。陰部や性器のイボ状の腫瘍も液体窒素で除去が可能です。痛みが少なく、あっという間に終わりますので患者様からも好評です。

炭酸ガスレーザー

炭酸ガスレーザーは水分に吸収されやすく、一瞬にして熱エネルギーに転換されるという性質があります。
患部に照射すると、その細胞に含まれる水分がレーザーのエネルギーを吸収し、蒸散作用を起こして瞬間的に患部の組織を除去します。このとき、周辺の血管は熱凝固作用で一瞬のうちに固まってしまいますので、出血はほとんどありません。また、炭酸ガスレーザーの蒸散作用は皮膚の表面に限られ、深いところまで至らないので、患部の治癒も早いといえます。

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泌尿器、皮膚科、内科のことでお悩みでしたら、横浜市にある馬車道さくらクリニックまで、
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