寒くなると肌がカサカサしてかゆくなる皮脂欠乏症(乾皮症)、皮膚の一部が突然に赤くくっきりと盛り上がり(膨疹)しばらくすると跡かたなく消えるじんましんは、よくある病気で、経験のある方も少なくないと思います。
乾皮症は、その名のとおり皮膚に乾燥を生じてしまう病気です。皮膚の表面の脂(あぶら)が減少し、それによって皮膚の水分も減少してこの症状に至ります。保湿クリームを欠かさずに使用し、まずはしっかりと適切にステロイド軟膏を使用して炎症を完全に抑え込むことが大切です。保湿クリームや軟膏は保険適用で処方できますので、お気軽にご相談ください。
じんましんは、食べ物や薬へのアレルギー反応のように思う人も多いようですが、そのほかの感染、暑さ、寒さといった気温に対する刺激、圧迫や日光などによっても起こります。改善するには可能な限り原因や悪化因子を探し、それらを取り除く、あるいは避けるようにすること。それでも治癒が見られない場合は、薬を処方いたします。